フィンランド・デザイン界の父親的存在(?)アンティ・ヌルメスニエミ。そんな彼についてのドキュメンタリー本『アンティ・ヌルメスニエミについての小さな本』(サンク・ビオトープ共同制作)の出版を記念して、2月11日(土)~15日(水)まで、「アンティ・ヌルメスニエミ展」を開催します。期間中は人気のコーヒーポットや鍋など、アンティがデザインしたアンティーク・キッチンウエアはもちろん、ビオトープさんとの共同企画ならではの、ちょっとマニアックな家具や照明などもお店に並びます。他にも、アンティ夫人のヴォッコさん(テキスタイル・デザイナー)の70年代デッドストックのテキスタイルも販売します。昨年からサンクの店頭では一部の方にお知らせしていましたが、書籍制作の関係でしばらく延期になっていました。こうやって無事に本が完成して、イベントを行えることをとてもうれしく思います。
この『アンティ・ヌルメスニエミについての小さな本』はサンクとビオトープの共同制作です。現在ヘルシンキにお住まいのアンティ夫人であるヴォッコさんに伺ったインタビューをもとに、アンティやヴォッコ、ひいては当時のフィンランドデザインについてまとめた本です(ちょっとおおげさかも…)。小さいながらもなかなかの1冊ができあがったんじゃないかと思うので、是非、お手にとってもらえたらうれしいです。それから今回のイベントにあわせ、気合いを入れてコーヒーポットを集めました。あまりの人気のため、今や状態の良いポットはフィンランドでもそう簡単には手に入らなくなってきています。一度にたくさん並べて、どれにしようか比べることはもう2度とできないんじゃないか(少なくともサンクでは)と思うので、購入を考えていらっしゃる方は是非足をお運びください。
最後になりましたが、イベントに来られない方はメール注文で『アンティ・ヌルメスニエミについての小さな本』をご購入していただけます(イベント終了後からの発送となります)。後日、別ページを設けて内容など詳しいことをご紹介させていただきます。また「アンティ、ヴォッコって誰?」という方は、ビオトープさんのHPに2人の簡単なプロフィールが紹介されているので、是非そちらをご覧になってください 。
昨年にひきつづき、今年も名古屋高島屋「北欧展」に参加させていただきます。前回好評だったノルウェーの毛糸やアラビア社のアンティーク陶器、スウェーデンやフィンランドの白樺のカゴ、テキスタイルなどを販売します。参加期間は12月15(木)~17日(土)の3日間と短いのですが、お近くの方は是非ご来店ください。
※ちなみに上の写真はサンクの商品ではありません。今月初めにスイスのチューリッヒを訪れた時の写真です。とても有名なお菓子屋さん(名前を忘れてしまいました)のショーウインドウには、意外なほど良い焦げ色のサンタがたくさん並べられていました。それにしても、街はすっかりクリスマスで、年末ムードが高まります。残り少ない2005年を大切に。
11月20日(日)から26日(土)まで堀井和子さん(テーブルウェア研究家)とのイベント「トラードヤーデン展」を行います。今回は堀井さんと一緒に花柄のテキスタイルを作り、スウェーデンで生地を選んでプリントしてもらいました。赤い小さな花柄と茶色の大きな花柄(上写真)の2種類です。そのテキスタイルのタイトルがトラードヤーデンといい、スウェーデン語でお庭という意味です。他にもそのテキスタイルを使ったランチョンマットやナプキンやテーブルクロス、堀井さんがデザインしたガラスウェア、マリメッコの廃盤テキスタイル、北欧で買い付けたアンティークのポットなど、楽しくなるようなテーブルウェアを用意しています。
また、11月10日(木)にアスコムから発売される堀井和子さんの最新刊『こんなふうに食べるのが好き 10人のこだわり10人のおいしい』では、今回作った花柄テキスタイルの制作裏話(?)も紹介されているので、興味のある方は是非チェックしてください。上の写真はその本に載っている写真をお借りしたものです。
「iii+ka+5」につづき堀井さんとの2回目のイベントです。たくさんの方に楽しんでもらえるように、スタッフ一同気合いを入れてお待ちしています。
※堀井和子さんは20日(日)、23日(水)の12:00~15:00、25日(金)の14:00~17:00にお店にいらっしゃいます。
[ 追加情報 ]
期間中の23日(水)からは、堀井さんの私物やべーグルのときにつくった食器も販売します。堀井さんがお持ちのべーグル時代のストックはこれで最後になるそうです。こちらも、ご興味のある方はお早めに。